大阪弁②
大阪弁だと知って驚いた方言を6つご紹介致します。
1.モータープール
これは駐車場という意味です。大阪では街中で本当によく見かける言葉なのでカタカナですし方言という感覚は全くなかったです。
標準語では「〇〇パーキング」という名称が多いですが、大阪では「〇〇モータープール」という看板がよく用いられていました。
「あっちのモータープールなら空いてたかも」と駐車場を指す言葉として一般的に使われています。関東圏では全く見かけないので驚きました。
2.さぶいぼ
これは鳥肌のことです。
全く違うネーミングなので標準語の方には通じず、怖い話を聞いて「さぶいぼ立つわ」などとゾッとした事を表現したり、寒くてブルブルした時にも使っていましたが、「さぶいぼって何?」と聞かれてしまいます。
鳥肌とわざわざ言う人はいなかったので、大阪ではこちらも一般的に使われています。
3.カッターシャツ
これは仕事のワイシャツや、学生服の白いシャツのことを意味します。普通はカッターと略して言うので、標準語の方にはますます伝わりづらいです。
学生の頃、シャツをズボンの裾にしまわず出して着崩すのが流行りましたが、先生は「カッターしまいなさい」と生徒に怒っていました。大阪弁の人達はシャツのことだと分かっているので何の違和感もありませんが、標準語の方からするとカッターナイフだと思われるのでドキッとされます。
4.でん
これはタッチのことで、鬼ごっこなどで相手に触る時に「でーん」「わー捕まっちゃった」といった具合で使っていました。
誰に教わるでもなく初めからみんな当たり前のように使っています。
子供の頃は毎日のように口にしますが、大人になってからは使いませんし、まさか方言だとは驚きでした。「でん」以外のかけ声は聞いたことがないので、じゃあなんて言えばいいんだろうと不思議な感覚です。
5.蚊にかまれる
これは蚊に「刺される」を意味するのですが、「かまれる」というのが大阪弁では普通です。
標準語圏の人に「蚊にかまれたとこ痒くてさぁ」と話しかけたところ「カニカマ?」と聞き返された事があります。聞き馴染みがなく聞き間違えてしまうようで、びっくりしました。
6.大学1回生
これは1年生という意味です。なぜか大学生になると大阪弁では「年」ではなく「回」が使われています。
「4月から俺も2回生だよ」といった具合です。標準語の方には「2回ってどういうことだろう」と思われてしまいますが、大阪弁では「回」を使う方がメジャーです。
これも大学生になると呼び方が変わるんだと思っていたので、方言だと知ってとても驚きました。